斎場とは
斎場は、もともとは神道用語というのをご存じですか?かつては、祭祀・儀式を行う場所を意味していました。神道では、恒常的に設置されている神社を儀式の場とする場合と、必要に応じて野外・仮設建物などを、祭祀・儀式の場として用いる場合もありどちらの場合も斎場と呼びました。また葬儀に関しては、神道では死穢を嫌うことから、神社では行われませんでした。そこで、死者の自宅などの場で執り行われる場合も多くあり、この葬儀が行われる場のことも斎場と呼ばれていました。今では、葬儀は、自宅葬から会場葬に移る傾向にあります。それに伴い、葬儀会場として使われる場所が斎場と名乗るようになりました。また、火葬場も、斎場と言い換えが行われるようになりました。それは、火葬場が多くの公営施設と同じように葬儀会場が併設されているからです。このように、『斎場』とは、葬儀関連の施設全体を示す言葉として定着してきたのです。一行政区に一つ(まれに二つ)公営の火葬場・斎場施設がある場合と、複数行政区で連携して一つ持っている場合があります。
最近の葬儀の傾向
最近は、自宅葬から斎場での葬儀を行うことが多い傾向にあります。上記にもあるように、通夜や葬儀・告別式を行う場所を斎場といいます。 ここ数年の葬儀は、自宅葬よりも斎場で行われる方が多くなりました。その理由としては、やはり、斎場を利用することで、葬儀のために自宅を準備する必要がなくなります。そして、近所への心遣いが必要なくなり、遺族の精神的負担が少ないということも大きな理由のひとつではないでしょか。また、葬儀社にとっても、自宅よりも斎場のほうが手間がかからないため、斎場をすすめるという傾向にあるようです。![]() |
2002年に東京都生活局が公表した「葬儀にかかわる費用等調査報告書」によれば、葬儀の会場として、民営の斎場(32%)、寺院斎場(26%)、公営斎場(15%)、自宅(11%)となっています。 平成7年の同じ調査では、自宅で葬儀を行うという人が42%でした。そこからわかるように、自宅で葬儀を行う人が急激に少なくなっているのです。 最近の葬儀の傾向は、地域のコミュニティーによる自宅葬から、葬儀社主導の葬儀へと変化しています。その理由として、初七日法要を葬儀・告別式当日に繰り上げて行うことが増えたことにあるようです。また、告別式より通夜に弔問に訪れる会葬者が多くなっている傾向も大きな理由のひとつではないでしょうか。 |
